泊まってくれたお客さんと岡崎の街の価値の話。
アングルオーナーである飯田の日記的なコラム。日々の宿運営や地域で暮らし働くことでの、気づきや思いなどを綴ります。
アングルオーナーである飯田の日記的なコラム。日々の宿運営や地域で暮らし働くことでの、気づきや思いなどを綴ります。
COLUMN
2023.01.18 UP
先日とても元気でお洒落な20代前半の若い女性が1人で宿泊してくれた。仕事の関係で名古屋に寄り、Googleで見ていて気になってくれていたらしい。
その子は、ポップなものも好きでいつつ、街に長く続いているビルやお店、看板や街並み、「いわゆる味のある」ものが好きで、岡崎をすごく楽しんでくれた。
「いわゆる味のある」と書いたが、それはその地域に根付き、時間や人柄が滲み出るような再現性の低いものたち。
ちなみ好き具合は、レトロなものを紹介するインスタメディアをやるほど。
そして、なんと1泊の予定が3泊してくれて、その次の週も仕事ついでにまた宿泊。
僕ら宿メンバーが紹介する店をかなり楽しんでくれつつ、なんといっても地域の人とのコミュニケーションもたくさん取って、関係をつくっていたことがとても嬉しかった。
こういう循環を宿を通して続けていくことがとても大切なのだよなと改めて感じました。
やはり宿だけでは宿は成り立つわけではなく、この街の文脈や自然、お店やそこにいる方、そしてここで暮らしている方も含めて宿は成立するもの。
そして、宿に泊まってくれた方が満足してくれるほどこの街は素敵で温かく、文化的なんだと今回再認識できた出来事でした。
これは一例だけど、本当に色々な方が来て色々嬉しいことがたくさんある。大変なこともあるけど。
宿はとても良い仕事です。
写真と文/飯田 圭
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