「10年後の岡崎」 書きました | 東岡崎・康生 暮らしかんこうマップ

スタッフすずかがこの街に暮らす中で、心や脳に浮かんだ閃きを忘れないように書き留める日記。今回は、「10年後の岡崎」に込めた思いについて。

COLUMN

2024.06.22 UP


こんにちは。アングルスタッフのすずかです。

アングル4周年記念に刊行した、『東岡崎・康生 暮らしかんこうマップ』。
早速、「マップ片手に街を巡ったよー!」という声もたくさんいただいていて、本当に嬉しい限りです。

イラストレーター・山本ひかるさんのかわいいイラストが溢れるこのマップ。よく見ると、一面だけ文字びっしりのコーナーが。

実は、私の理想の「10年後の岡崎」を思い描いた文章を、こちらのマップに掲載させていただくことになりました。

これを書いたのは昨年秋、20歳のとき。30歳の自分の暮らしを想像したものです。
(全文は、マップにてご覧ください!)

生まれも育ちも岡崎の私。

アングルで働き始めてから2年弱、他の地域から岡崎に来てもらうためにはなにが必要かを考え続けてきました。

でも、それと同じぐらい、もしくはそれ以上に、私が大事にしていることがあります。それは、岡崎に暮らす人たちに、この街の日常の豊かさを伝えることです。

街の人が集う、二七市

私自身、アングルに、地元・岡崎の豊かさを教えてもらった1人です。

100年以上続く産業を絶やさないように守る人がいて、確固たる芯を持って新しくお店を始める人がいて、川や公園など公共空間を営繕する人がいて。

岡崎の街の豊かさをつくるのは、大きなイオンでも、これからできるアウトレットでもない。ここにしかない、人やお店であると、アングルで働く中で気付かされました。

いつもアングルを気にかけてくれる、
創業300年越えの磯部ろうそく店のお二人

そして、商いや営繕を行う人たちとの関わりが深くなる度、どこでご飯を食べるか、どこでものを買うか、どこに足を運ぶか、考えて「選択」をするようになったんです。

その選択を重ねる先に、この街の豊かさがこの先も長く長く続き、私が思い描く「10年後の岡崎」が待っていると、信じています。

私がアングルに気づかせてもらったように、
このマップを通して、ここに暮らす人たちの街を見る「視点」が変わり、何を選択するのか、あらためて考えるきっかけになったら嬉しいなと思います。

そして、「10年後の岡崎」に共感してくれる方がいましたら、小さなことでも、なにか一緒にできたらこれもまた嬉しいです。

「10年後の岡崎」を、マップに掲載しようと提案してくださった、ひかるさん。こちらの投稿では、ひかるさん自身のマップへの思いが綴られていますので、ぜひ併せてご覧ください。

このマップはアングルを始め、周辺の店舗でも配布しています。お手に取って街を歩いてみてくださいね。

平良涼花(たいら・すずか)

平良 涼花(たいら・すずか)
生まれも育ちも岡崎の大学生。2022年4月からアングルスタッフに。「タイル町屋」と「バーティカル屋根」が好き。エンゲル係数高め。