12/31まで営業します。遊びにきてね、まちを案内するよ。

スタッフすずかがこの街に暮らす中で、心や脳に浮かんだ閃きを忘れないように書き留める日記。今回は年末の営業について。

COLUMN

2024.12.30 UP

こんにちは。スタッフのすずかです。


これまで年末年始は休館日としていたアングルですが、今年はじめて、12/31まで宿をひらいてみることにしました。(藤原印刷コラボ展示も年内は12/31まで)

宿泊者の皆さまに年の瀬の岡崎もたのしんでもらえるように、近隣店舗の年末営業情報をくまなくチェックしたり、籠田公園や乙川など「のんびりできる場所」で過ごし方のシミュレーション(?)をしたりしています。

「年末も営業するの、大変そう!」と声をかけてくださることも多いのですが、この時期は慣れた土地でも「異日常」感があるので、わくわくしちゃうんですよね。年末年始万歳。

何よりこの時期は、県外で下宿をしている友人が岡崎に帰ってきてくれるのでうれしい。先日もアメリカ / 横浜 / 静岡の大学に通う同級生とひさしぶりに集まって深夜2時まで語り明かしました(笑)

エキュメハナレ( @ecumer_hanare )のお茶から始まり、籠田公園でバレーや鬼ごっこをして駅前の居酒屋へ。そのあと喫茶・シャングリラであたたかい紅茶を淹れてもらって、またお酒を飲んで。アングル周辺をふらふらハシゴする会。

4年前、高校生だった頃はこんなふうにこのまちを過ごしているだなんて想像もしていなかったなあ。

シャングリラのティーカップ

ーー「シャングリラ、通学路なのに知らなかった。喫茶店があること、高校生の頃は気づけなかった」

友人のひとりが言っていた言葉。今でこそここの風景があたりまえになっている私も、少し前まではこのまちの良さを全く知らなかったことを思い出しました。

高校生の頃、岡崎のいいところといえば、大きいイオンがあること、名古屋に30分で行けること、有名人の生まれ育った地であることぐらいだと思っていました。

でも、アングルで働き始めてから、「店主に会いに行きたい」と思えるような若い夫婦が営む服屋や、パンのモーニングに赤だしの味噌汁をつけてくれる創業50年の喫茶店、市内で一番古いコンビニを間借りしたヒップホップのグッズショップなどなど、ここ岡崎にしかないユニークな個人店にたくさん出会い、そのお店や店主たちが岡崎の色をつくっているんだと気づきました。

新旧が入り混じるおもしろいまちだってことを、知らなかったんです。20年弱 生まれ育ったまちなのに。

すずか(3)乙川にて
すずか(3)乙川にて。

だからこそ、市外で大学生活を過ごしている同級生たちに岡崎を案内するのはとてもたのしくて。「え!岡崎ってこんなにステキなお店があったんだ」って驚いてもらえることが多くて、いつも誇らしい気持ちになってます。もしかすると、岡崎で生まれ育った人ほど、岡崎のことを知ったつもりになってしまっていて、まだ出会えていないことがたくさんあるのかもしれません。

年末、岡崎に暮らしている方も帰省中の方も、ぜひアングルに遊びにきてください。「実は岡崎ってこんなところがあるんだよ」ってあれこれ案内しちゃいます。これまで300人以上まちを案内してきた私にお任せあれ。

といいつつも、用事がなくともふらりと寄ってくれるのもすごくうれしいです。オーナーのけいさんもいるので「今年もいろいろあったね」って話しながらゆるゆるしましょ。

文/たいらすずか

写真/
シャングリラ:アングルスタッフ
すずか幼少期:すずか父

その他:小財美香子さん