乙川水源を自転車で目指したこと。
アングルオーナーである飯田の日記的なコラム。日々の宿運営や地域で暮らし働くことでの、気づきや思いなどを綴ります。今回は乙川の源流を辿った、暮らし感光ライドツアーについて。
アングルオーナーである飯田の日記的なコラム。日々の宿運営や地域で暮らし働くことでの、気づきや思いなどを綴ります。今回は乙川の源流を辿った、暮らし感光ライドツアーについて。
COLUMN
2024.12.25 UP
12/22(日)のクリスマス前の日曜日とM-1で世の中がざわざわしていたであろうこの日。
アングルと名古屋のカルチャーサイクルショップであるCirclesさんと合同で「暮らし感光ライドツアー」という自転車で岡崎を感じ味わうイベントを実施しました。
終わってすぐにアングルで展示の番をしながらまだ疲れている身体と共に、それを経験した熱いうちに振り返りを書いています。
今回のテーマは、乙川の源流を辿る。
岡崎に水源があり、山林から里山を通り街中をゆったりと流れ、矢作川に合流する乙川。
岡崎のシンボルといっても過言ではない、市民からも愛されている川です。
今回はそんな乙川の源流を辿ってみると何か見えるものがあるのではという飯田の思いつきで開催することになりました。
開催しての率直な感想は、それはそれは過酷な道のりで、気軽に話をCirclesの大晴くんに持ちかけたあの頃の自分に、今だったらもう少しよく考えろと言うでしょう。
往復はおよそ70キロ、高低差は1000メートル。
行きは3回ほど山道で足と心肺の限界で心が折れました。笑
教訓として午前山を登り続けた自分伝えるなら以下のこと。
過信をしないこと。
山道での一喜一憂は危険。
周りを意識しすぎないこと。
同じ参加者のベテラン2人組がガチで山の神にしか見えませんでした。笑
今もなお残る疲労と今日の山の凍えるような寒さでとてもハードだったということは、
人という小ささと自然というものの大きさを
頭ではなく身体的に教えてくれたように思います。
そして、水源を辿ることで見つけた多くのことも。
当たり前かもしれないけど、最初はあんなに小さい水流からあんなにも雄大に流れるところまで広がりながら繋がっていること。
街の水辺ではランニングや犬の散歩を優雅にする人やキャンプをする人が憩う場所であること。
山に向かう中で、水流を引き田畑に活かしたり、サウナとして活用したり、景観の良い川沿いに家や店を建てたりしていること。
川の近くに多分地域の人たちで作ったであろう手作り感ある石碑を多く見たり、水源には神社をつくったりし、その自然の恵みに感謝していること。
そして、その神社の山は綺麗に間伐されて、心地よい木漏れ日が注ぎ込み神秘的な空間になっていること。
車で行くべき道のりと距離ではあるけれど、車でなく自分の足を使って川を辿ることで見える、自然と人との繋がりや生活をみることが出来たように思えます。
調べたり、考えたりすれば分かることだと思いますが、自分で行って見るということとそこの身体性はとても大切な気がします。
身体性の何が良いのでしょう。
視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚、で感じることでの実感からくる納得感とリアルな情報の濃度と本物感が良いのかなと。
振り返るとそう思います。
さて、今回の企画タイトルは、「暮らし感光ライドツアー」。
まさに、岡崎に水源があり、岡崎を通り矢作川につながる乙川を辿ることで、岡崎の川と共にある暮らしをこの身で体感しました。
きっと参加者の皆さまも何か身体性と共に気づいたことや感じたことはあるのだと思います。
また、やはり自転車って地域を味わうにはとても良いなと思いました。
徒歩や車も良いですが。
車では通れない小道を行ったからこそ発見できたことや、車のスピードでは見逃してしまうものを発見できたこと。そして、徒歩では行けない距離感だけど自転車だったら行ける場所などがとてもあるのだなと思います。
岡崎は意外と広く、まだまだ掘りがいがありそうなところはたくさんあると思います。
今回はハードモードでしたが、今度は初心者の方でも楽しめる企画にしてまた岡崎の暮らしを感じるライドツアーをやりたいと思います。
ぜひお気軽にご参加くださいね。
ハードの時は割とハードって言いますね。笑
最後に、今回一緒にCirclesの大晴くんはじめ企画に関わってくださった皆さま、
参加してくださった皆さま、
ありがとうございました。
文/飯田 圭
写真/ライド参加者ユウさん、たいらすずか(集合写真、最後の写真)
乙川水源を自転車で目指したこと。
12/22(日)、アングルと名古屋のカルチャーサイクルショップであるCirclesさんと合同で「暮らし感光ライドツアー」という自転車で岡崎を感じ味わうイベントを実施し、乙川水源を目指しました。