森は、多くを教えてくれた話

暮らし観光ツアーの第3弾で、「FORESTORY」と題して実施した、岡崎市の山間部へのツアーで感じたこと。

COLUMN

2021.04.20 UP

一昨日、雨模様でしたが、暮らし感光ツアー第三弾として、額田での林業体験と製材所の見学などを行いました。
今回主催ではありましたが、森やそこに関わる皆さまに色々問いをもらいました。

<頭で理解するのではなく体感すること>

林業の問題などは、多少は知っていたし、今回のアテンドしてくれた唐澤さんから聞いていた。だけど、自分で現地に行って、体感することで腹落ち具合が全く違いました。

間伐材を伐採する際には、周りに木があり引っかかる可能性もあるから、なかなか工数がかかること。何か起きた時には臨機応変に考え行動しなければならないこと。

これらのような大変な思いをして、しかも命も落とすリスクもある中切った木材の売れる値段が低いこと。
その課題が体感として分かりました。

<林業界の不条理さ>

外国産材の影響で、国産材を普通に扱う林業者は全く収益構造は成り立たず、7割は補助金で賄われているそう。

補助金に頼りたくないという思いはあるものの、それを変えるのにはハードルが高すぎる現状。ただ、林業がないと山の環境はさらに悪化して、河川の氾濫や土砂災害など多くの影響もある。そして、木が育つのに60~70年もかかること。

持続可能にするにはどんなことが出来るのだろう。

ただ、現場で熱量をすごく持っている人がいることは間違いなく、できることをやりたいと素直に思いました。

<自然との関係>

自然は心地いいと感じれるものだけど、それだけではないなと改めて思いました。特に第一次産業と呼ばれる、本当に自然と近く、向き合って仕事をしている方々やそれに近い方々と接しているとそれを感じます。

ただ、深さを知るためにもきっかけは絶対に必要で、それをまずは伝えたり、足を運んでもらうというのも大切なこと。

だからこそ、僕らのような宿や観光に関わる者もやれることはあるはずだし、しっかりと伝わるように見せていかないとなと反省しました。

アングルとして、やはりただキラキラしてたり、見栄えが良いものを見るだけの観光ではなく、課題も含めた地域のさまざまなモノやヒトやコトを体感し、考えてもらう機会をつくること。

そして、来た人や関わる人、そして地域にとって光が見えるような「感光」を継続していくことが大切。
そう改めて思うことができました。

ただ、深さを知るためにもきっかけは絶対に必要で、まずは伝えたり、足を運んでもらう工夫をするというのも大切なこと。

だからこそ、僕らのような宿や観光に関わる者もやれることはあるはずだし、しっかりと思いが伝わるように、そして楽しいということが伝えられるように企画し、今後も継続的に暮らし感光ツアーを続けていきます。

参加した皆さま、関わってくださった皆さま、ありがとうございました。

写真と文/飯田 圭

森は、多くを教えてくれた話

暮らし観光ツアーの第3弾「FORESTORY」と題して実施した、岡崎市の山間部へのツアーで感じたこと。