近くを改めて見てみることの大切さを感じた、嬉しかった話

徒歩15分圏内に住む地域の方が宿泊してくれた時、会話から感じた、改めて地元を見つめる視点を変えることの大切さと、その役目が宿にあると思った話。

COLUMN

2021.02.25 UP

先日、岡崎市在住の方が、2泊3日でアングルに泊まってくれた。
なんと徒歩で15分圏内とのこと。
なかなか遠くに行けない中、自分の家から少し離れたかったし、たまたま職場の友人も同じことをしていて急遽探してくれたらしい。

宿泊してくれた2日目の夜に、宿のバーにてゆっくりと会話。

家にいると、テレビを見てしまったり、スマホで動画を見てしまったり。何をするのでもなく、グダグダしてしまう日が多く、なんか振り返ってみると思い出せないような日々だったらしい。

でも、ホテルに泊まって、ゆっくりと近くのまちを歩いてみるとまだまだ知らない素敵なお店がたくさんあって、多くの発見があったとのこと。
夜に散歩で歩いたことはあったけど、なかなか入る機会もなかったみたいでした。

ここ最近で1番人間らしく過ごせましたと言ってくれたのと、こんなに近くに素敵なお店がたくさんあるのを全く知らなかったので、絶対友人連れてまた来ますと話してくれた。
そして、時間がゆっくりとれる、2泊3日にして良かったと。

彼女は滞在中お昼に屋上を使ってギターの練習をしていて、ああ、なんて素敵な使い方をしてくれるんだと感心。

地域の方が、暮らしを観光するように過ごしてくれたこと。
宿やってて良かったと改めて思ったのと、やれることはまだまだあるなと思った日でした。

地域には自分の知らないものが、まだまだたくさんあって。
でもそれは、いつも当たり前な日常の中にあるから、なかなか気づけないもの。

だからこそ、宿といういつもとは違った空間に泊まるという、少しだけ非日常の体験をすることで、その大切さや面白さに気付けるのかなと。
そして、もっと自分の街が好きになる。
違う街に旅行に行って、自分の街や暮らしを見つめ直すことって結構あったけど、それは自分の街でもやっぱりできるのだなと改めて思いました。

そして、フックになる情報や思いをしっかりと伝える人がいることも、すごく大切なんだよなと背筋が伸びました。

もちろん、市外県外からのお客さまもとても嬉しいですが、近くに住んでいる方が泊まってくださったことで、僕自身嬉しくもあり、大きな気づきをいただきました。ありがたいです。

ということで、地元愛知県割引を3/31までやろうかなと思います。
少しでも気分を変えたかったり、ハレとケを滲ませるような体験をしたいという皆さま、お待ちしております。

写真と文/飯田 圭

近くを改めて見てみることの大切さを感じた、嬉しかった話

地域の方が、暮らしを観光するように過ごしてくれたこと。
宿やってて良かったと改めて思ったのと、やれることはまだまだあるなと思った日のこと。