暮らし感光案内vol.6「すこし足を延ばして」

「見ることの観光から、感じることの感光へ。」訪れた方とまちの人々が出会い、ちいさな化学変化が起きたら。岡崎の暮らしに光を当てて、少しずつ伝えていきます。

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2020.11.10 UP

 宮ザキ園→夕方喫茶 

宮ザキ園

【午後】
岡崎市の市街地から車で30分ほどの中山間地に位置する、
旧額田町宮崎地区の「宮ザキ園」
創業190 年の産地問屋として茶農家として、現在は在来種「本宮」の茶を農薬は使わず有機肥料のみで栽培し、手間隙をかけて様々な種類のお茶にしています。
春の新茶、夏の賑わい、秋にはひっそりと茶の花が咲き、静かな夕暮れや美しい茶畑が臨めます。

宮崎地区は400年程前から、豊かな自然環境のなかで、
湧き水を使ったお茶の栽培が行われてきました。
清らかな水と、谷を吹く風、寒暖の差が激しいこの地域は濃い霧を生み、
日差しを遮って茶作りに適した自然環境を整えているそうです。 
それがこの土地の土質と共に、よい香りや味、深みやコクを生み出しているとのこと。

宮ザキ園の直営店舗は、江戸時代後期から茶の加工場として使われた古民家。
その店舗の一角を改装した「茶寮 一匙」では、
お点前を楽しめる茶道教室などのイベント、お茶を使った甘味、スパークリングティー、夏は額田の超軟水「神水」仕込みのかき氷も楽しめます。

アングル企画の茶畑に伺ってのイベントも計画しています。
和紅茶・ほうじ茶をベースに使わせて頂いた、アングルオリジナルのハーブティも、販売に向けて少しずつ動いていますので、ぜひご期待ください。

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夕方喫茶 

岡崎市の市街地から車で30分ほどの中山間地に位置する、旧額田町宮崎地区にある、本当は秘密にしておきたい、豊かで静かな時間が過ごせる「夕方喫茶」
山間を流れる川の強く優しい音や、草木を通る風や虫の音色など、
普段耳にしているはずなのに、驚くくらい濃い情報量に驚かされます。
奥にある畳の小部屋で過ごす時間は、そんな音をBGMにゆったりと。

店内には、視線が重ならないように配置された様々な席が。
ゆっくり丁寧に淹れられた飲み物で一息つきながら、
優しく美しい菓子をほおばると、心もほぐれていくのを感じます。

飾られている古道具や家具、落とした照明、器たち。
1つ1つのものや空間に、店主の柔らかな人柄があらわれています。
静謐な時間を1人で穏やかに過ごしたい場所です。

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(写真/小財美香子)
(文/山崎翔子)

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宮ザキ園

愛知県岡崎市石原町相野8

10:00~17:00
水曜日・木曜日定休

0564-83-2710

https://miyazakien.com/

夕方喫茶

愛知県岡崎市石原町東横手59−1

13:00〜17:00
火曜〜金曜定休

電話番号なし

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暮らし感光案内vol.6「すこし足を延ばして」

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