アングルオリジナルブレンドティーに込めた想い(後編)

想いを込めて作った「焙じ茶ブレンド」と「わ紅茶ブレンド」2種類のハーブブレンドティー。その想いに合わせてパッケージもこだわりました。

SPECIAL

2021.02.05 UP

クラフト紙の茶色の袋に入っているのは「焙じ茶ブレンド」。
ほうじ茶の香ばしさをベースに、スパイシーな和製シナモンのからぎ、ベルガモットの様な爽やかな香りの富士北麓産クロモジ、ぴりっとしたジンジャーの辛さがアクセントのブレンドです。牛乳や豆乳と合わせて、チャイにしても美味しいです。 

少し光沢のある白い袋に入っているのは「和紅茶ブレンド」。
わ紅茶の旨味をベースに、爽やかな柑橘の香りの富士北麓産オレンジミント、 華やかなオレンジフラワーにカモミールのフローラルな香り、金木犀の甘い味わいが特徴のブレンドです。

ティーバッグは、とうもろこしの繊維で作られているので、土に還ります。小さなこだわりですが、持続可能な社会に向けて、僕たちができることをと思い採用しました。   

そして、パッケージで1番目を引くイラスト。
描いていただいたのは、楢崎萌々恵さんです。楢崎さんのイラストにしたのは、アングルのサインを始め、今回のパッケージデザインを担当してくれた浦川くんからの紹介があったから。 
絵の可愛らしさが一番の理由ですが、地方で1からお米を作るなど、作家自身の活動が体験として絵に表出している面白い方とお聞きしました。 
畑仕事や地方での「お茶をする」ことのあり方と、今回のブレンドティーのコンセプトがつながると思って、紹介してくれました。 
楢崎さんも今回の企画に色々と想いを乗せてくれて、本当に素敵なイラストを描いてくださいました。 

以下は楢崎さんのイラストに対するメッセージ。 

ブレンドティーの内容を見ると色々な種類の素材が入っていてとてもワクワクしました。「お茶摘み」を表現しようとするとなんとなく日本のお茶摘み風景のイメージになってしまったので、それよりも「日本茶」や「紅茶」などのカテゴリーを感じさせない、ブレンドティーの多様性を表現できるイラストにしたいと思いました。 

シーンは「お茶のみ休憩」で、みんな集ってそれぞれ違うカップを持っていろんなお茶を楽しんでいます。余談ですが、私自身これまで農作業をする機会にめぐまれて、お茶飲み休憩の大切さを知りました。

農作業をして疲れたところで「さぁひと休憩しよう」と、みんなで持ち寄ったお菓子やお漬物を囲んでお茶を飲むのが本当に当たり前の風景で、それがとっても味わい深いんです。
私が経験したその豊かな時間を思い出しながら描きました。

『味わい深さ』という言葉は、流行りや目先の華やかさでは表現できない、「生」活や本「業」(=生業)から滲み出る濃度ではないか、と浦川くんも話していて、アングルがやりたいことや、やっていきたいこと、今回のブレンドティーで伝えていきたいことが重なっているなと感じています。 

アングルは、暮らしの中にある宿です。いわゆる観光とは少し違う、当たり前に見える日々の営みの楽しさや嬉しさを、訪れる方に感じていただけたらと思っています。
誰かの当たり前は、他の誰かにとっては当たり前ではなく、それはハレとケが混ざり合うもので、まさにそれが「暮らし感光」でもあるのだなと。そこから自分の街や暮らしについてのアングルを、少し見つめ直せるものが旅だったりするのかもしれません。
「お茶をする」のも、いつもの暮らしの中にある、ふと立ち止まれるような時間だと思います。  そんな時間のお供に、このブレンドティーで一息ついていただけたら嬉しいです。 

こちらから購入可能です。
https://okazakiangle.official.ec

アングルオリジナルブレンドティーに込めた想い(後編)

構想から約2年。宿のある岡崎と僕の出身地である山梨を掛け合わせて、ほっとひと息つけるような、ハーブブレンドティーが出来ました。