暮らし感光案内vol.9「懐かしさのある場所」

「見ることの観光から、感じることの感光へ。」訪れた方とまちの人々が出会い、ちいさな化学変化が起きたら。岡崎の暮らしに光を当てて、少しずつ伝えていきます。

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2021.02.03 UP

ベルン洋菓子店 → ペンズアレイタケウチ → 丸長

ベルン洋菓子店

【午前】
アングルの2軒お隣にある、まちのケーキ屋「ベルン洋菓子店」
海外のどこか、物語に出てくるような店構えが目を引くお店。
お祝いに、お土産に、自分へのご褒美に。
日々の嬉しいによりそう、ケーキや焼き菓子が並んでいます。

可愛いサイズの半熟ケーキは、オープン前のDIY期間に色々な人が差し入れしてくれた思い出の品。オープン日には、アングルのロゴ入りクッキーもプレゼントしていただきました。

「お客さんに紹介したいから、パンフレットもらっていくね」
「今日もミルクティーお願い」「今度はどんなイベントをやるの?楽しみにしてるね」と、いつも気にかけて頂いて、私たちがお店に行くくらい頻繁に、アングルに立ち寄ってくれます。

10時頃からはサンドイッチも並ぶので、少し遅めの朝ごはんやお昼ごはんにも。 こんな時間にお腹が空いてしまった・・の救世主でもあります。甘めのタレがかかったカツサンドがあると、嬉しい。
お店がある通りから程近い、二七市通りで行われている朝市でも、そんなサンドイッチやシフォンケーキなどを持って出店されています。

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ペンズアレイタケウチ

【午前】
通常の事務用品はもちろん、様々な文具を扱っている「ペンズアレイタケウチ」
1階のドアを開けると、季節のお手紙にまつわる物が沢山。
奥の引き出しにも色々な種類の紙があって、何を書こう、何を作ろうと考えるのも楽しいです。

漆喰塗りの壁面が美しい階段を登っていくと、2階のフロアほぼ半分を使って並べられている、万年筆たちに目を奪われます。
店主は万年筆がだいすきでとても詳しい方。この日も購入予定のお客さまとお話しをされていました。

元の店舗から移動して7年。「まだうちのことを知らない人もいるから」と言われて、オープンして半年なら、アングルはまだまだだなあと勇気づけられました。
ベビーカーでも利用しやすいように、駐車場直結で2階に上がれるエレベーターがあったり、 書籍や万年筆をゆったり試せるようにと、窓際に置かれた机やテーブルも。

宿帳記入用のボールペンは、こちらで開店祝にといただいたもの。
「いつか2人で泊まろうね」と、アングルの大家さんとも仲良しの店主が2人で選んでくださいました。
地域の話を沢山教えてくださったり、岡崎愛が深い方々にアングルはいつも支えていただいています。

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丸長

【昼】※2023年閉業
もうすぐ80歳になる店主が、ほぼ1人で切り盛りされている「丸長」。
そばやうどんが食べられるお店で、朝早くに通りかかると、出汁のいい香りがお店の外にまで流れています。

縄で出来た暖簾を勇気を持ってくぐると、時が止まったような店内。
ノスタルジックな手書きのメニュー札には、そば・うどん・丼物の定番商品に加えて、 冬は鍋焼きうどん、夏はおろしそばなど季節のものが書かれています。
器に色々な具材が並んだ盛り付けは、とても丁寧で。「ちょっと時間かかるよ」と言われて納得。

実は、ジャズのまちでも有名な岡崎。
その立役者である「内田先生にも作ったのよ」という話も伺いました。
(アングルから徒歩圏内の岡崎市図書館交流プラザりぶら内には「内田修ジャズコレクション」という資料館があります)
忙しそうにされているけれど、話好きな方なので色々お話してくれます。

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(背景 写真/小財美香子)
(他 写真・文/山崎翔子)

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ベルン洋菓子店

愛知県岡崎市籠田町19

0564-21-9100

月曜  10:00 ~ 14:00
水〜日 10:00 ~ 18:00
火曜定休

http://bern-k.jp/

ペンズアレイタケウチ

愛知県岡崎市籠田町36

0564-21-0864

11:00 ~ 19:00
木曜定休

http://www.pens-alley.jp/

丸長 ※2023年閉業(鰻屋が間借り)

愛知県岡崎市康生通東2丁目5

0564-22-2415

11:30 ~ 17:00
木曜定休

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暮らし感光案内vol.9「懐かしさのある場所」

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