暮らし感光案内 vol.14「ローカルとカルチャーの交差点」

「見ることの観光から、感じることの感光へ。」訪れた方とまちの人々が出会い、ちいさな化学変化が起きたら。 岡崎の暮らしに光を当てて、少しずつ伝えていきます。

SHOP

2021.12.05 UP

タックメイトセンガ→Quiet village→Masayoshi Suzuki Gallery

タックメイトセンガ

【朝】
ローカルコンビニのタックメイトセンガ。
おじいちゃん、おばあちゃん、娘さんで7時から22時まで営業されています。 元は酒屋で100年以上営業が続いているそうで、その時代を感じる懐かしい瓶でジンジャエールやコーラなども販売されています。 辛口のジンジャーエールがあるのが密かに嬉しい。
他にもコンビニらしく、食品や日用品がポイントを絞りながら細々と置かれています。

その店内には、ショップインショップ的に「DM710」があります。
お客様へ楽しさと面白さを提供する、コンビニ型メディアのプロジェクト。
カラフルでアメリカなグッズやレコードがあったり、テーブルサッカーやUFOキャッチャーがあったり。 不思議な空間と品揃えが面白くて、朝の散歩の定番立ち寄りポイントになっています。

「DM710」の店長がいない時は、お店に立っているおばあちゃんがお会計をしてくれます。 ローカルな場所で、ものすごくカルチャーな物が販売されている。 そのギャップのある光景が岡崎らしさを凝縮したようで、なんだかいいなあと思います。

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Quiet village

【昼】 ※2023年移転
アングルや籠田公園のそばに移転して1年とちょっと。
ハンバーガーと音楽とお酒のお店のQuiet Village 店内には、近所のおにいちゃんの部屋みたいな、古本や集められてきた雑貨が並んでいます。 DJブースもあって、時々音楽イベントをしていることもあります。

バーガーは、パテはもちろんバンズにもこだわっているのを感じられるのが本当に嬉しい。 定番のクラシックバーガーと、目玉焼きベーコンチーズが個人的には一押しです。 そして、旧店舗の時から人気だったアイダホバーガーもいつの間にか復活していました。
バーガーが美味しいのはもちろんですが、そっと書かれたチキンオーバーライスとオニオンリングが最近のお気に入りです。

はにかみ笑顔が素敵な店主と、集まる近所の人たちとの語らいがあるお店。
テイクアウトもできるので、公園で食べるのもおすすめです。

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Masayoshi Suzuki Gallery

【午後】
15年続く、西三河では数少ない現代美術を展示する、マサヨシスズキギャラリー 立体・絵画・写真・映像やインスタレーション、インテリアやプロダクトと様々な作品が見られます。

コンクリート打ちっぱなしの展示空間は天井も高く、白く塗られた壁と相まって、とてもモダンな印象。 そこから事務所を抜けて地下に降りた空間は、配管が走り、少し落とした照明がかっこいい空間です。 元は運送会社のビルで、トラックが積み荷を上げ下ろしする倉庫として利用されていたそう。

約20年間コレクターとして現代美術と親しんで来たオーナーがセレクトした作品を、ほぼ月1回のペースで展示をしていて、 過去の展示は作家紹介やプレスリリースと共に丁寧に紹介されているので、見逃した今までの展示の様子も知ることができます。

最近は、アートや美術関連の書籍の古本が販売されていたり、若手が企画する展示が開催されていたり。 次世代に意思を継ぐ準備が着々と進められている気がしています。
まちづくりにも関わり続けてきたオーナーの幅広い話を聞くと、いつの間にか時間が溶けていきます。

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(背景写真/小財美香子)
(他 写真・文/山崎翔子)

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タックメイトセンガ

愛知県岡崎市連尺通2-4

0564-23-9678

7:00~19:00
定休日なし

Quiet Village ※2023年移転

愛知県岡崎市籠田町12番地 渡辺ビル 1階

愛知県岡崎市十王町1-26

電話なし

11:30~15:00(土日のみ)
17:00~23:00(金〜日)
水曜、木曜定休

https://parlor-california.tumblr.com

Masayoshi Suzuki Gallery

愛知県岡崎市康生通南3-20 STAGE BLD 2 1F

0564-28-1317

12:00~19:00
基本企画展時のみ営業

http://www.masayoshisuzukigallery.com

暮らし感光案内 vol.14「ローカルとカルチャーの交差点」

「見ることの観光から、感じることの感光へ。」
訪れた方とまちの人々が出会い、ちいさな化学変化が起きたら。 岡崎の暮らしに光を当てて、少しずつ伝えていきます。