布の旅路展

イベント情報

2021.11.11 UP


「誰がスタッフなのかわかりづらいよね」ということから始まった、アングル「ユニ・フォーム」を作るプロジェクト。
それに関わってくれた人たちが出店する展示販売イベントです。


ユニ・フォームのために購入した布は、蒲郡市にあるテキスタイルメーカー「株式会社森菊」で廃棄予定だったもの。 実際に販売する布を作る前に、試験や見本のために作った生地は捨てられる運命にあることを初めて知りました。
それをレスキューして販売する「Textile Rescue by NATURE&SONS®︎(森菊株式会社)」が生地のカット販売で出店してくださいます。


そして、ユニ・フォームをグレーに染めるために、宮ザキ園の廃棄予定だったお茶の葉を使って染色させていただいた場所。
「名古屋学芸大学 メディア造形学部 ファッション造形学科 テキスタイルゼミ」ゼミの先生にも、学生の皆さんにも手伝っていただきながら、9mもの布を染めたことを昨日のように覚えています。


その学生の皆さんが同じ布を使って、旅先で使える様々なグッズを作ってくれました。『moimoi』(フィンランド語で「こんにちは」)というブランド名をつけて、染めたり縫ったりして様々な形に変わった布の姿をぜひご覧ください。


糸が紡がれ、機で織りなされたここにある布たちは、何に姿を変えることなく、旅の終わりを迎えるはずでした。
でも、使い続ける限りその旅は終わりません。 例えば、コートになったり、学生たちの手によって旅先で使えるグッズになったり。
皆さんもぜひこの布たちを、素敵な次の旅にいざなっていただければ嬉しいです。

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「布の旅路展」
11/20(土) 11:00〜18:00

11/21(日) 11:00〜18:00

■出店
「Textile Rescue by NATURE&SONS®︎(森菊株式会社)」
@morikiku_textile_pro
→廃棄される予定になっていた生地の販売 (端切れ、反物は50cm単位でカット可能)

森菊株式会社は、1897(明治30)年に創業した蒲郡市の繊維総合商社。 歴史や伝統を大切に守りながら、広く未来につなげるものづくりに取り組んでいます。
Textile Rescueは、不要になってしまい倉庫で眠っている生地や、 廃棄されてしまう予定の生地を救いたい!という想いから始めた取り組みです。


試験反=生地を開発する時に品質を試すために織る生地。
見本反=サンプルとして織った生地に加工をした販売見本生地。
P下=プリントや後染をするための晒し(白)生地。

「moimoi」(名古屋学芸大学 メディア造形学部 ファッション造形学科 テキスタイルゼミ3年生) 
→エプロン、ポーチ、帽子、しおり、ブックカバー、風呂敷の展示販売

名古屋学芸大学は日進市にある、管理栄養学部・メディア造形学部・ヒューマンケア学部・看護学部からなる大学ファッション造形学科テキスタイルゼミは、織編や染色加工の実習や研究を通じて、 テキスタイルを創造すつ力を身に付けることを目指しています。
今回の展示販売のテーマは「旅」 旅は出会い、一期一会。旅のお供に、思い出に、そして、新しい出会いに。Moimoi から旅のアイテムをお届けします。

■協力
ZINO @zino._.line
東京の有名な服のブランドでパタンナーとして働いた後、Uターンして岡崎市でフリーランスとして活動中。 パターン作成、サンプル縫製、衣装製作、お直し。たまに学校の先生をしています。

場所:Okazaki Micro Hotel ANGLE(岡崎市籠田町21)

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